労災事例:シンナー飲んじゃだめ【わかりやすく解説】どこでも起きる労働災害

 


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たいへんだーぁ

 

たいへんだーぁ

 

ペットボトルのジュースを

 

飲もうと思ったら、

 

中身が洗剤だったよーぉ

 

飲んでしまったら大変のぜ。

色がわかりにくいよーお

 

でも、液体を小分けするには便利のぜ。

 

そんな、どこの仕事場でも

家庭でも起きる可能性のある

事故がありますので、

紹介しましょうか?

 

お願いします

お願いします。

水を飲んだペットボトルに

小分けしてあった

シンナーを飲んでしまい、

中毒になってしまった例です。

 

ペットボトル便利だもんなぁ。



液体の小分けにはもってこい。

 

コーラーのペットボトルにそうめんつゆ

みずのペットボトルにシンナー

 

色で見分けがつかなーーーい。

さあ、発生状況を見てみましょう。

メッキ工場で清掃作業を

していたしんさんは、

自分の仕事が

やりやすいように

ペットボトルでシンナーを

小分けして使っていました。

 

作業中はペットボトルを

持ち歩き作業終了後に

ペットボトルを保管するために

作業場から持ち出して、

休憩所の自分のロッカーへ

保管して帰宅しました。

 

作業場から持ち出して

ロッカーに保管するのは

不自然ぜの。

 

持ち出してシンナーを密売。

 

小分けにしてるの知られたら、

怒られるんじゃないですか?



勝手に小分けにしてるし、

専用の容器じゃないもんな。





5日ぶりにしんさんが出勤し、

 

久しぶりーい。

工場を動かすための準備作業を行い、

 

機械の点検とか、慣らし運転のぜ。

 

休憩に向かいました。

自分のロッカーを開けると

水の入ったペットボトルが

ありましたので、

 

それシンナーだよーーーー。

 

グビグビ飲んでるぜの

一気に飲んだところ

想像通り、吐き気がしまして、

その後体調をくずし

4日間、休業しました。

 

清掃における作業手順は

特にきまっていなく、

有害物の取り扱いに

関する教育もされて

いなかったようです。

それでは、原因を考えてみてください。

シンナーを小分けする時は、専用の容器にいれる。

 

普通は、専用容器が用意されてると思うが、

ペットボトルは軽くて使いやすいのぜ。

中身も見えるし。

 

そう言ってる人が

事故を起こしているんですよ。

 

小分けした容器にラベルや目印を付けていないこと

 

目印は、誰でも分かるように

大きくつけないとだめのぜ

自分だけじゃなく他の人も

わかるようにしないとだめのぜ



シンナーを作業場外へ持ち出したこと

 

すぐに持ち出せる環境だと、

盗み出す可能性もあるぜの。

種類によっては、

高値で転売できるのぜ

 

日本ではシンナーの蒸気吸引が

広まっていますからねぇ。

 

シンナーに含まれる

トルエンには

中枢神経麻痺作用があり、

ラリった状態になりますね。




作業マニュアルがなく、

シンナーの教育が

できてなかった。

では対策を考えてみましょう。




 1,シンナー等を小分けする際は、ペットボトルを使用せず。専用容器を使用する



2,小分けにした場合には、

  容器に

  目立つラベルを

  添付する

 

3,作業で使用するシンナーを

  作業場外に持ち出さない。



作業手順、危険性、禁止事項などを、

マニュアルにし、教育を行う

 

実はこの人、シンナーの密売人だったりして。

 

危険物などは、

管理も徹底しないとダメのぜ。





次は床掃除をしてた時に、中毒になってしまった例を紹介します。

 

皆様パーツクリーナーをご存知ですか?

 

ホームセンターで打っている、

大きいスプレー

意外と万能なんですよ。

 

油汚れを落とす他、

シールの糊をとる。

鏡をきれいにする、など、

家にあると非常に便利です。

 

大きすぎるもーん

 

不自然に大きいサイズしてるのぜ。

 

そんな普通に販売されている

スプレーで、

中毒になった事例です。

まずは、発生状況を

見てみましょう。

 

工場床面に残っている

テープの、糊痕が気になり

作業場に置いてあった

スプレー式のパーツクリーナーを

糊痕に吹き付けながら

手作業で剥ぎ取り作業を

行っていたところ

 

手作業でやってたという事は

なかなか取れなかったんだろうな。

 

シールの糊痕きらい。

なかなか取れないモーン。

 

突然と気分が悪くなり、

体調が悪くなったので、

救急車を呼び病院へ搬送されました。

 

「しびれ」や「呼吸困難」が

あり、検査の結果

「急性薬物中毒」と

診断されました。

 

パーツクリーナーでの作業時、

工場の換気扇は

稼働していましたが、

 

防毒マスク等の

保護具は着用していない。

 

えっスプレーって

そんなに怖いのぉ?

原因をお伝えしましょう。

 

スプレー式の

パーツクリーナーは、

エタノールなどの

有機溶剤を

多く含んでいるため、

噴霧することで、

空気中の有機溶剤の

濃度が高くなります。

 

その事に対する認識が

不足していたことですね。

 

そんなに有害な

成分を含んでるんだぁ

 

市販品でも油断出来ないのぜ。

塗料のスプレーも普通に買えるのぜ。

対策を考えてみましょう。

 

換気を強力にする。

 

有機溶剤は空気より重く、

高い位置の換気扇では

十分に換気することが

できませんので、

 

低い位置を換気できる

ように送風機によって

新鮮な空気を送る方法が

早いですね。。

 

溜まった空気を吹き飛ばさないと、

スプレーの周りに空気が溜まってたら

換気の意味がないのぜ。

 

これは、家で掃除に

スプレーを使う場合も

気を付けないと

いけないぜの。

 

すべての事例に言えることは、

教育が行き届いていない

事ですね。

 

何かが起こってから対策するのでは

おそすぎるのぜ。

 

家庭でも起きそうな

事故ってあるんだねぇ

 

気をつけるように

言いにいってくるぅ。

 

言っても誰も聞かないけどな